犬のふぐり

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映画『彼女がその名を知らない鳥たち』 サダヲのI will be back物語

沼田まほかる原作の同名小説の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』を紹介したいのです。まほかるって名前面白い響きですね。

 

監督は『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌。十和子役は蒼井優、その夫の陣治役は阿部サダヲ

 

個人的満足度:65/100点

 

 

 

あらすじ

十和子「黒崎さんどこ?」

 

 

見所ポイント

  1. 陣治(阿部サダヲ)が怖い
  2. 十和子(蒼井優)も怖い
  3. 黒崎さん(竹野内豊)も怖い

 

陣治が怖い

私の中ではコミカルな演技が多いかなと思っていた阿部サダヲさん。この映画でミステリーど真ん中を怪演するサダヲ氏が見られます。 

 

十和子も怖い

共感度ゼロの最低な女こと十和子。映画視聴中も「えぇ・・・」ってずっとドン引き。共感できねぇ・・・って思うこと間違いなし。

 

黒崎さんも怖し

普通に役どころが怖い。

 

 

続きはネタバレ有りかもな感想&レビュー

 

水島(松坂桃李)は怖くない

水島ダッサ。うわダッサ水島って思いながら見ていました。実に最低な男、水島。化の皮が剥がれていく様を十和子視点で見ていくのは面白い。

 

何やねんタッキリマカンて!  浮気する時にも薄っぺらい言葉を紡ぐ天才的な男水島、そのために話題の本を読み漁ってそうでとても良いキャラクター。数々の行動の裏に彼の役どころ、物語的にはどうしてもかませ犬的な人物の水島に、私はむしろ生き生きとした生臭さと脳内メーカーに名前を打ち込んだら「性」しか出て来なそうな人間臭さを感じました。黒崎さんの怖さと対照的に水島はこの映画に瑞々しさを与えているな、と思った次第です。

 

 

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水島の頭の中、性は無かった

 

 

サダヲ怖いサダヲ怖いサダ・・、え、十和子?

サダヲ(というか陣治)怖っ! と何度も思いながら、十和子の性格も共感の出来なさが怖いし、ホラー陣治は追っかけてきてるし、怖い。サダヲ怖いと思いつつ鑑賞していたら良い意味で裏切られた。

 

あ〜十和子か〜! 十和子がヤバかったんか〜! 良かった〜!(良くは無いけど) 

 

映画のキャッチコピーには「このラストは、あなたの恋愛観を変える」って書かれていたけど、変わるかああ! 変わった人はごめんなさい。映画として面白かったけど、恋愛観は変わらなかった右の玉です。

 

調べてたら、インタビュー記事を発見。美術さんがこだわりを持ってセットを作っていたことが二人のインタビューで分かって、「良い映画だな」って改めて思いました。細部までのこだわりが、演じる役者たちを更に演技に没頭できる環境を作り出すのかな。
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