犬のふぐり

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映画『セトウツミ』 〜じんわりあったかい日常を〜 

池松壮亮菅田将暉のダブル主演、2016年に制作された大森立嗣監督の映画。原作は同名の漫画。

 

今だからこそ「日常」を感じたい方にオススメしたい。

 

個人的満足度:60/100点

 

あらすじ

セト「このポテト長ない?」

 

河原で喋る高校生二人の物語。

 

 

見所ポイント

  1. 高校生の日常
  2. 汗をかかない青春

 

1、高校生の日常

中高生が休み時間、放課後に喋っているような日常感。でもその日常感の中に強すぎないオチが着く。

ハマる人、ハマらない人で極端に評価が別れそうな映画ですが、私は好きな映画でした。

 

2、汗をかかない青春

映画の途中で、「高校生」の生き方に池松壮亮が演じるウツミが疑問を呈します。高校生は誰もが熱い青春を送らなければならないのか? と。

部活動を頑張って何かクリエイティブなことをしなければいけないのか? と。

 

 

 

 

続きはネタバレあるかも感想&レビュー

 

 

ただ喋るだけの青春があったっていいじゃないか

ウツミは元々部活に入っておらず、菅田将暉演じるセトもサッカー部に入っていたものの先輩とのいざこざでやめてしまいました。

河原に座ってただ喋る青春。クリエイティブでも無く、熱い汗をかいて何かを勝ち取るでも無い。ただただ喋る。

 

セトは学校で気になっている可愛い子、中条あやみ演じる樫村さんについて話したり、ポテトの長さについて話したり。

一方で、ウツミは実は樫村さんから好かれていて、セトが樫村さんのメールアドレスを知れた!と喜んでいる時にはすでにアドレスを知っていたり。

 

だからって三角関係になって起承転結のストーリーが始まる訳でもない。

 

否応無しで暴力で下級生のセトたちを支配する嫌な先輩のプライベートな瞬間を見たからって何か起こる訳でもなし。

 

原作の漫画の雰囲気もすごく出せているなと個人的に思いました。(全巻は読んでいないですが・・・)

 

ちゃんと一つ一つの話にオチは付くけど、だからって大きな出来事が起きる訳ではない。日常の面白かった会話や雰囲気をそのまま持ってきたような映画。
ラストの樫村さんのセリフもサラッと言ってエンドロールに入っていく。視聴感には一種の清涼感があり、観賞後の気持ちはちょっとだけ温まる映画、日常を感じたい時にいかがでしょうか。