犬のふぐり

映画や本の感想を書いたり、勉強したことについて書いたり、日常のことを書いたりラジバンダリするブログ

小説『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』 Are you bullshitting me?

イエーイみんな!小説読んでる?(パスタ巻いてる?風に*1

 

 あー、読み終わってしまった。読了の満足感と物語が終わった悲しさと切なさと心強さと・・・。

 

 小説ミレニアムシリーズ、作者のスティーグ・ラーソンが書いた三部作を読み終わってしまったのです。この続きを別の作者が書いているんですが、どうも今まで読む気がしなくてですね、作者が変わってしまうとちょっとな、って思ってしまうタイプ。いや、読みますよ! でもちょっと三部作の余韻に浸ったっていいじゃないですか(半ギレ)。

 

 結局ね、少し経ったら読み直し始めるだろうな。好きな本は結局また手に取る。何度も読んでしまう・・・他にも読みたい本は積んであるのに・・・このイケズ! 積読が増える一方ですよ。本当にありがとうございます。

 

 

 もう、皆さん第二部まで読みましたね? ありがとうございます。一体どの立場からお礼を行っているのか自分でもわかりませんが、感謝。

 

 ミレニアムシリーズ、ぜひ多くの人に読んで頂きたいミステリ小説。第一部、第二部の記事も書いてきましたが、

 

ball-of-right.hatenablog.com

 

 

ball-of-right.hatenablog.com

 

 ついにスティーグ・ラーソンが書いた第三部までを読み終わってしまったのです。面白い小説を読み終える瞬間、早く最後まで読みたい、でもこの読書体験を終わらしたくない「ああああああああ!!!!」ってなる気持ち、皆さんも今までに感じたことがあるでしょう。

 

 読み終わってしまった今、私にできることはもはやおすすめすることのみ。有象無象の区別なく私のオススメは許しはしないわ。*2

 

 ネタバレはできる限りしないつもりだけどしていたらごめんなさいスタイルで書いていきますので、そこんとこシクヨロです。

 

おすすめポイント

①エクストレムがアホかわいい

 第二部から登場してくる野心家のエクストレム検事、んー個人的にはこういった「THE 人間」みたいなキャラクターはキュンキュンしますね。

 本当に普通の人。小説内で見たら本当にイライラさせられる人物だけど、いや一旦立ち返ってほしい。こんなにかわいい「すごい凡庸な出世欲おじさん」が今までいただろうか?(いやいない)

 決して根が腐っているようなタイプではない。一般的に見ればとても成功しているキャリアだし、普通に生きていたら彼の望み通り割と出世してもしかしたら検事総長になっていたかもしれない。なれないけど。おめでたいところがかわいい。

 

②偏見の民よ 毎度おおきに

 第一部からドラムとベースラインは決まっているこの小説。テーマは「女性への暴力、偏見」。他にも多くのテーマが含まれていはいるけど、ずっとこの小説を貫き通す一貫したメッセージはスティーグ・ラーソンから「偏見を持つ人々」への強いメッセージ。

 小説の中で描かれるキャラクターは実に多用で、あらゆる性格の人物がいるし国籍、肌の色など多くのアイデンティティと共に魅力的またはスーパーゲス野郎が描かれている。

 少し注目して読んでいくと、偏見や差別意識が強い人物は意味の無い情報に踊らされ、冷静な判断が出来ないといったことが俯瞰で分かる。一方で「ただ性格の悪い」人物なども描かれていて、この違いも面白い。

 

③ミカエル・チューインガム・ブルムクヴィスト

 主人公のミカエル、彼も非常に面白い性格を持っている。この第三部で彼の人の良さはチューインガムほど粘着力を持つようになる。ぜひ注目してほしい。

 

 

ミレニアムシリーズ読もうよ恍惚の森

 いや、面白い小説読んだり映画見たりすると、なんでしょう、恍惚。法悦。みんなに読んでほしいけど独り占めしておきたいようなホッホッホ。

 第一部から始まり、第二部、第三部へと、ミステリーや政治、権力、経済、裁判や憲法、人権、女性への暴力・差別という濃密なテーマと、倍返しのどんでん返し、リスベット・サランデルの成長、小説としての面白い要素はモリモリに詰まっている小説、ミレニアムシリーズ、ぜひお読みください。

*1:お笑いコンビ「Hi–Hi」より)

*2:漫画『 HELLSING』のリップヴァーン・ウィンクルのセリフより